こんにちは、ちょこパパです
日本でも新型コロナワクチンの接種が始まりましたね!
新型コロナワクチンの接種が進んで、また以前のような日々に戻れると良いですね
今回は、新型コロナワクチンについて簡単に解説しますね
結論
ファイザーのワクチンに関しては、接種するメリットは大いにあり
ただし、
- 妊娠12週未満の人
- ポリエチレングリコールにアレルギーがある人
- 16歳未満の小児
- 当日発熱がある人
上記の人は、接種対象外もしくは接種を控える必要があります
新型コロナワクチンの種類
たくさんのワクチンが開発されていますが、
主なものを紹介します
- ファイザー社⇒mRNA(メッセンジャーアールエヌエー)ワクチン
- アストラゼネカ社⇒ウイルスベクターワクチン
- モダルナ社⇒mRNAワクチン
- ジョンソンエンドジョンソン社⇒ウイルスベクターワクチン
- サノフィ社⇒mRNAワクチン
- ノババックス社⇒組み換えタンパクワクチン
2020年2月から日本でもファイザー社のワクチン接種が開始されました
今後は、他のワクチンも接種が開始されると思いますが、
今回はファイザー社のワクチンについて詳しく解説します
ファイザー社のmRNAワクチンとは
mRNAってなんだっけ?
昔、理科の授業で習った人も多いと思うけど、
その辺についても解説するね
mRNAとは、簡単に言うとタンパク質の設計図のことです
DNAの一部⇒RNA⇒mRNAという流れで変換され、タンパク質が合成されます
mRNAは非常に不安定な物質で、体内でもすぐに分解されてしまいます
そのため、ファイザー社のmRNAワクチンも体内の分解酵素によって速やかに分解されてしまいます
接種方法
- 三角筋への筋肉注射
- 1回 0.3cc
- 2回の接種が必要
- 2回目の接種は1回目の接種から3週間後
効果
参考文献)N Engl J Med 2020; 383:2603-2615
医学雑誌では非常に有名なNEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINEという雑誌で報告されています
このグラフでは、約4万人の人を
- ワクチンを打つグループ
- ワクチンを打たないグループ
の2つに分けています
- 1回目の接種から2週間程度でワクチンの効果が出る
- 1回のみの接種では感染を減らす効果は52%
- 2回接種した場合、感染を減らす効果は95%
- 2回接種して感染した場合、89%の確率で重症化を防げる
副反応
最も注意する必要がある副反応は
アナフィラキシー(アレルギー)です
10万人~50万人に1人の割合で発症
約90%が30分以内に発症
ワクチンを打ってから30分は
病院内か病院の近くにいるようにしましょう
ワクチンにポリエチレングリコールが使用されているので、そのアレルギーを有している人は接種の対象外となります
ポリエチレングリコールは歯磨き粉や大腸カメラの前の下剤に使用されています
10万人に1人って言われてもいまいちピンとこないよね
お餅を食べて窒息死する人は10万人に1.5人
今年1年以内に交通事故に遭う人は10万人に700人
といわれているよ
それ以外の副反応は
- 注射部位の痛み:80%以上
- 倦怠感 :80%
- 悪寒(さむけ):60%
- 筋肉痛 :60%
- 頭痛 :50%
- 発熱 :20%
接種対象外の人
今のところ、接種対象外の人は
- 妊娠12週未満の人
- ポリエチレングリコールにアレルギーがある人
- 16歳未満の小児
- 当日発熱がある人
となっています
なので、
花粉症や食べ物や薬剤でアレルギーがあっても打てますし、
血液がサラサラになる薬を飲んでいる人やステロイドを飲んでいる人も接種対象です
また、B型肝炎などの他のワクチンも2週間程度の期間をあければ接種できます
妊婦に関しては、12週以降は海外で接種対象となっているため、禁止ではありません
新型コロナワクチン接種のスケジュール
新型コロナワクチンは2021年2月から先行接種が始まりましたが、
3月中旬から本格的に全国で接種が始まりました
ちょこパパも大学病院で勤務しており、新型コロナウイルスの疑いがある患者さんの診察をするため、
3月中には1度目の接種を行うことになると思います
まとめ
ファイザー社以外のワクチンに関しては、今後どんどん新しいデータが出ると思います
アストラゼネカのワクチンでは血栓症のリスクがあるようで、
欧米で接種が一時中止されたりしていますね
ファイザー社のワクチンに限って言えば、
安全性、有効性ともに非常に成績が良いため、
接種する価値は高いのではないかと思います
ちょこパパも接種しようと思います
2021年3月12日 投稿